シカ肉:野生の獣も大事な資源
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シカやイノシシは猟師さんにとっては大事な獲物。 江戸時代から大阪の街中でも売られれていました。 ところが最近では、シカやイノシシが増えすぎて、畑などの作物を荒らすようになってしまいました。 畑だけでなく、残された自然林でも草や低木が食べつくされつつあります。 近畿では京都芦生や奈良の大台ケ原、大峰、大阪でも北摂で被害が顕著です。
これも山での人間の活動が大きく変わったことで自然のバランスがくずれたためと言えます。 絶滅の恐れがある植物やそこに住む生き物を守るために、増えすぎたシカをどうすればいいのか。 命の大切さを考えながらも、絶滅した狼などの代わりに狩猟などで減らさないと自然のバランスを保てないという意見があります。
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右側はシカが入れないように囲まれたところ 左側は鹿が食べてしまって植物がほとんど無い (茨木市止々呂美の果樹園 2007年4月) |
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シカ肉ソーセージ、シカハムをアレンジしたお弁当 |
猟は害獣駆除として行われているのですが、せっかくの鹿肉活かすことができていません。
海外では「ジビエ」という高級食材として取引され、取り過ぎないようしっかりと管理のもと活用されているのですが、日本での活用はまだ試行段階です。
鹿肉でつくられたハムやソーセージを味見して、今後の可能性を話してみました。 |
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大阪府北部では、シカがかなり増えているため、目撃されることも多い。そうした場所では草木が食べつくされかなり見通しがよくなってしまっている。
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大阪府のシカの分布 |
●:2000年以降の標本情報 ■:2000年以降の観察情報 ◆:2000年以降のフィールドサイン情報(糞) |
大阪で野生の鹿が見られるのはほぼ北摂だけ。 南部にもイノシシやアライグマの問題がある。 (和田未発表)
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- 2011年11月15日 常俊 容子 氏(大阪自然環境保全協会)・和田 岳氏(自然史博)
梅田 ナチュラルキッチンめだか2号店 シーズンフリールーム
この事業は平成23年度「社会教育による地域の教育力強化プロジェクト」に基づいて行われています。