はじめに 〜大阪の美味いものは全国の、世界の自然の恵み〜

大阪という大都市で生活していると、「自然の恵み」と言われてもなかなかピンと来ません。
「生物多様性」を守ろうといってもそれはどこか自然の豊かな山奥の話で、私達には関係ないやと思ってしまいがちです。
でも、私たちの食べ物は、パッケージはどこかの工場で作られてはいても、その原料の野菜や肉やお米や魚やスパイスはどこかの農村で、海で、山で、自然の恵みとしっかり結びついて作られています。
食べ物は、都市に住む私達が自然とのつながりに気づくための大切なきっかけになるように思います。

自然が自分に関係のあることだと気づかないと、自然を大切にすることは難しい。
だから、日本がもっと自然を大切にできるかどうかは、案外村に住む人だけじゃなくて、都市に住む人が自然との関係に気づくことが大事なんじゃないかと思います。

佐久間大輔 ・宮川五十男

世界の恵みを食べている私達

世界中から食べ物を輸入している日本。 その植物や動物を日本で育てたとするとどれくらいの水が必要なのかを考えてみると、世界中の水を使っていることに気付かされます。これも自然の恵み。

2005年バーチャルウォーター輸入量

※画像クリックで拡大します

例えば、たこ焼き一つをとっても、たくさんの生き物から作られています。タコやエビなど野生の生き物も使われています。

例えば、たこ焼き一つをとっても、たくさんの生き物から作られています。タコやエビなど野生の生き物も使われています。

石井実氏 2011年10月23日 大阪市立自然史博物館にて

この事業は平成23年度「社会教育による地域の教育力強化プロジェクト」に基づいて行われています。

ページのトップへ戻る